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惜別球人2016

後藤光尊 引退惜別インタビュー 積み重ねの大切さ「1日1本でもいいから積み重ねていく。これは15年間、続けてきたつもり」

 

より良いものを伝えていきたい


12年に1000試合出場、そして通算1000安打を達成。それでも、本人は「大した数字を残していない」と断言する。重きを置いていたのは、努力を積み重ねること。このポリシーは、スタートした指導者としてのキャリアにおいて大きな武器となりそうだ。

──後藤さんは日本プロ野球における“最後のブルーウェーブ戦士”という呼ばれ方もしました。

後藤 僕が辞める前に平野恵一がいて、彼が15年限りで引退してからは1人になってしまいました。それを強く意識したのが去年でしたね。選手名鑑を見ながら、「オリックスの選手が何人残っていて、近鉄の選手が何人残っているのかな」ということは以前からやっていましたから。近鉄が多いから、ブルーウェーブ組も頑張らないとな、とも思っていました(笑)。球団が合併したからこそ、思うことなんでしょうね。

──MLBではイチロー選手がプレーを続けています。

後藤 こんなことを言ったらおこがましいんですけど、本当ならイチローさんより僕が・・・

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惜別球人

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惜しまれながらユニフォームを脱いだ選手へのインタビュー。入団から引退までの軌跡をたどる。

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