喜怒哀楽を表に出さずに野球に打ち込む硬派な姿から、“男・村田”とファンに愛された希代の大砲が、そのバットを置くときが来た。横浜、巨人そして日本代表で四番を張り、現役最後はBCリーグの栃木でもプレー。16年間のプロ野球人生を、前後編の2週に分けて振り返る。まずは引退までの経緯、そして栃木での濃い1年からスタートしよう。 インタビュアー=田中大貴[スポーツアンカー]、構成=坂本匠、写真=矢野寿明、協力=BSスカパー!『プロ野球ワイド2018』 忘れもしない13日の金曜日
──今日はよろしくお願いします。体型、変わらないですね。
村田 いや、2キロくらい増えました。
──原(
原辰徳)監督から、何か言われているのですか。
村田 (コーチに就任後)初めてお会いしてあいさつしたときに、「修さん、太らないようにね」と、さっそく言われてしまいました(笑)。
──見た目も大事にされる方ですからね。さすがです。
村田 「ユニフォームがちゃんと似合うようにしていなさい」と(苦笑)。
──来季からは巨人の“ファーム”打撃コーチということですが。
村田 これまでと変わり、二軍と三軍のくくりをなくして、行ったり来たりして、コーチ陣みんなでみんなを育てよう、という新しい試みです。でも、シーズンが始まれば二軍と三軍の試合は分かれているので、どう分担していくかは徐々にですね。
──
杉内俊哉(※今季引退→ファーム投手コーチに就任)も、
木佐貫洋(※巨人スカウト→ファーム投手コーチに就任)も、“松坂世代”のみんながコーチになりますね。
村田 選手もコーチ陣も世代交代が進んでいますね。
楽天では平石(
平石洋介)が監督第1号だしね。
──これからのことについては、おいおい聞いていくとして、まずは16年間、お疲れさまでした。
村田 ありがとうございます。
──長かったですか。
村田 長かったような、短かったような、微妙な感じですけど。でも・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン