週刊ベースボールONLINE

惜別球人2018

村田修一 引退惜別インタビュー【後編】“男・村田”を卒業します 「眉間にしわを寄せて“男・村田”を作り上げてきましたが、これからは野球を楽しみたい」

 

喜怒哀楽を表に出さずに野球に打ち込んだ“男・村田”の、引退特別対談の後編。インタビュアーは村田と同じ1980年生まれで、慶大では四番を張ったスポーツアンカーの田中大貴氏(本誌好評連載『松坂世代〜あの夏から20年目の延長戦〜』筆者)だ。前編では引退までの経緯について触れたが、後編では横浜、巨人時代を振り返りつつ、理想の指導者像について話が及んだ。
インタビュアー=田中大貴[スポーツアンカー]、構成=坂本匠、写真=矢野寿明(インタビュー)、協力=BSスカパー!『プロ野球ワイド2018』


教えるの、好きです。右の長距離砲を育てたい


──僕らが4年当時の日大は、エース・館山昌平(ヤクルト)、四番・村田修一という強いチームでした。村田さんは大学日本代表の四番でもあり、本当にすごかったんです。僕ら(慶大)とはオープン戦でしか対戦はないんですが、日吉の(慶大)グラウンドに来たのを覚えていますか?

村田 覚えています。

──1打席目にバントの構え(バスター)で打席に入ったことは?

村田 それは覚えてないな……。

──なぜ日本の四番が? と思っていたら、ワンスイング目、ライトフェンス直撃のツーベースを打つんです。僕は一塁手だったのでベースカバーで後ろを追いかけていって、「なんでバスター?」って聞いたら・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

惜別球人

惜別球人

惜しまれながらユニフォームを脱いだ選手へのインタビュー。入団から引退までの軌跡をたどる。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング