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惜別球人2018

田中浩康 引退惜別インタビュー 夢のような14年間 「入団2年目が僕のなかで転機となりました」

 

つなぎ役に徹した打撃、チャンスを広げる犠牲バント、堅実な二塁守備は、チームに欠かすことのできない「いぶし銀」の存在だった。最後までプレーすることにこだわった名プレーヤーが静かにユニフォームを脱いだ。
取材・構成=滝川和臣、写真=田中慎一郎(インタビュー)、BBM


「エンジョイ」できた2年間


 ちょうど2年前に現役でプレーすることにこだわり、ヤクルトからDeNAに移籍。若い選手たちからの刺激を受けながら、自身の経験をもとにチームに新しい風を吹き込んだ。移籍2シーズン目の今季は、新しい肩書きとともにプレーした。しかしながら、一軍出場は31試合に終わり、現役生活に終止符を打つ決意を固めた。

──14年間のプロ野球生活を終えられて、率直な気持ちは。

田中浩 まさか週ベの『惜別球人』のコーナーに、自分の記事が掲載される日が来るとは想像していませんでしたね。引退することに寂しさはありませんが、悔いがないかと言えば嘘になります。あこがれだったプロ野球の世界にずっとしがみついていたかったというのが本音です。でも1年契約の厳しいプロ野球の世界で、DeNAベイスターズとの契約は今年まで。今は次のステージに進もうという気持ちですね。

──10月に引退を決意するまでに何を思いましたか。

田中浩 一軍のスタメンで起用していただいた試合もあったので、葛藤はありました。当然、グラウンドに立つ限りは最後までチームに貢献しようと思っていましたし、その部分は最後までやり抜くことができたと思います。

──他球団でプレーすることは考えましたか。

田中浩 プレーを続けたいという思いがあったものですから、そういう気持ちもありました。けれど・・・

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