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惜別球人2018

山口鉄也 引退惜別インタビュー 9年連続60試合以上の鉄腕左腕 「優勝、日本一、銀座パレード。いろいろ経験させてもらいましたが、もう1回、優勝したかったです」

 

2018年シーズンいっぱいで惜しまれながらもユニフォームを脱いだ選手たちに迫る『惜別球人』。今回は特別版として原辰徳監督第2次体制下の、2度のリーグ3連覇をブルペンで支えた、山口鉄也西村健太朗のインタビュー豪華2本立てでお送りしよう。引退後は球団職員に転身。ともに野球振興部に籍を置き、小学生や幼児を対象としたジャイアンツアカデミーでコーチに。取材日は19年の仕事始め翌日=“新社会人”2日目。電車通勤で定時に出社したのだという。

惜別球人ジャイアンツスペシャル、最初に登場するのは巨人第1号の育成契約からジャパンドリームをつかんだ山口鉄也だ。9年連続60試合以上登板を果たし、200ホールド達成は球界一番乗り。“育成の星”と呼ばれた左腕が静かにユニフォームを脱いだ。
取材・構成=坂本匠、写真=高塩隆、BBM


PASMOに朝活


 NPBでは13年のキャリアで642試合(640試合が中継ぎ登板)に投げた、日本球界を代表するリリーバーだが、普段の山口鉄也はマウンドでの堂々たる姿とは打って変わって温厚そのもの。昨オフ、13年のキャリアを終え、ジャイアンツアカデミーコーチ就任が発表されたが、まずは引退に至った経緯、セカンドキャリアについて聞いていこう。

──これまでなら沖縄や南の島で、自主トレに励んでいる時期ですが、毎日をどう過ごしていますか。

山口 1月7日からスーツを着て球団事務所に出社しました。今までは持っていなかったんですが、まずはPASMOの定期を買って、電車通勤です。時間帯をずらしているので、ラッシュアワーはまだ経験していないですが、それでも結構、乗っている人は多くて。まだ慣れないですね。

──電車通勤なんですね。ちょっと、驚きました。野球振興部のジャイアンツアカデミーコーチが第2のキャリアとのことですが。

山口 出社して、着替えてから会場に向かうんですが、これまでは教えてもらうことばかりでしたので、こちらから教えるというのはなかなか難しいですね。しかも、対象が幼稚園生や小学生。これまで教わってきたことをそのまま教えても理解できないと思いますから、ベテランの指導者の人たちとか、僕より若くても指導歴が長いコーチたちのやり方を見て、学んでいるところです。

──新年度から、山口さんのほかに、この後インタビューに登場していただく西村健太朗さんや、前一軍外野守備走塁コーチの大西崇之さんもアカデミーコーチに加わりました。豪華なメンバーですね。

山口 でも、子どもたちには僕が誰だとかまったく関係なくて(苦笑)。明るくて楽しくて、やさしいコーチが人気なんだろうな、と感じました。

──今後、プロのカテゴリーの指導者というのも思い描いているのでしょうか。

山口 そうですね。まず・・・

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惜別球人

惜しまれながらユニフォームを脱いだ選手へのインタビュー。入団から引退までの軌跡をたどる。

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