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惜別球人2018

小谷野栄一 引退惜別インタビュー 多くの優しさに支えられて 「病気を受け入れてからのほうが、人間らしくなったんじゃないかな」

 

松坂世代の一人として16年間のプロ野球生活を送った。その間にレギュラーとして優勝3度、日本一1度と素晴らしい実績を持つ。だが、入団4年目に発症したパニック障害は、野球人生を脅かすほどの出来事だった。その病気と向き合いながら戦い続けた日々を今、振り返る。
取材・構成=阿部ちはる 写真=井沢雄一郎(インタビュー)、BBM

ともに病と向き合ってくれた福良監督[左]。感謝の思いはずっと忘れない


病気になり人間らしくなった


 勝負強い打撃とガッツあるプレーを見せ、日本ハムオリックスで活躍した。笑顔が印象的な選手だが、長い間、パニック障害とも付き合ってきた。入団4年目に発症し、勇気を持ってその事実を公表。多くの人に支えられたその日々を振り返る。

 16年間を振り返ってみると、ケガや病気もあったので、その都度、それを乗り越えていくようにやってきました。今思えば、あっという間だったかなと思いますね。

 2006年ころからパニック障害と付き合っていくことになりました。結局、最後の最後までそういうものと付き合いながらの野球人生でした。最後の最後まで一つでもうまくなりたいとか、野球の技術的なこともそうですし、人としての成長というものも一つひとつできるようになっていきました。それこそ、電車に乗れるようになったのも成長でしたから。そういうことの積み重ねを続けた結果、あの病気から10年以上やれたのかなと思いますね。

 もちろん、最初は・・・

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