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2016ドラフト指名選手密着

DeNA5位・細川成也(明秀日立高・外野手) 圧倒的な長打力を誇る“ポスト筒香”候補

 

細川成也は球団の補強テーマであった“右の強打者”に合致したスラッガーだ。甲子園の出場はないが高校通算63本を誇り、坂本勇人(巨人)、北條史也(阪神)、田村龍弘(ロッテ)らを育てた金沢監督が、「長打力は彼ら以上だ」と評価するポテンシャルを秘めた高校生だ。
取材・文=滝川和臣/写真=BBM

「入団会見でDeNAのユニフォームを着たらプロに行くという実感が湧いてきました」と細川。しかし、プロの世界はあこがれではあるが、スタートラインでもある/写真=川口洋邦


名将の指導で花開いた超高校級の長打力


 ドラフト指名から約1カ月が経った11月25日、横浜市内のホテルで開かれたDeNAの新入団会見で、背番号「52」のユニフォームに身を包んだ細川成也は、決意の言葉に『努力』の二文字を選んだ。

「高校のときから努力をしてここまできました。プロの世界でも努力して頑張っていきたい」と真っすぐに前を向いて語った。

 今秋ドラフト戦線でDeNAのスカウトは、早い段階から細川の名前をリストアップしていた。今季、セ・リーグで本塁打と打点の2冠に輝き、チームの顔ともいうべき主砲・筒香嘉智に次ぐ「右の大砲候補」としてだ。

 生まれは神奈川・厚木だが、幼稚園に上がる前に茨城・北茨城に引っ越した。中学時代はいわきシニア(福島)に所属し、外野手でクリーンアップを打ったが、それほど目立つ存在ではなかった。ただし、中学ではやり投げで全国2位になっており、才能の片りんはのぞかせていた。

 地元の明秀日立高に進学した理由は・・・

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ドラフト指名選手クローズアップ

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ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

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