元投手の横浜商大・佐々木正雄監督から学んだ野球哲学がある。「ボールは正直。自分の気持ちが映っている」。この言葉を胸に刻み大学4年間、渡邊佑樹は厳しい練習に耐えてきた。マウンドで頼れるのは自身だけ。心の充実が、プロでも最大の支えとなる。 取材・文=岡本朋祐 11月22日に新入団発表があり、背番号は「47」に。23日には宮城のファンの前で初お披露目。ややシャイな性格だが、マウンドではひょう変するという強気の投球が持ち味だ/写真=井沢雄一郎
2005年の球団創設以来、
楽天で背番号「47」を着けるのは、渡邊佑樹で5人目である。過去4人のうち3人がサウスポーと、大卒新人にかかる期待の大きさを感じる。11月22日の新入団会見の際も「開幕一軍、左のローテーション投手を目指すことを目標に、頑張っていきたいです」と語った。この抱負を補足すれば、同3日の指名あいさつ時に、楽天・
長島哲郎スカウト部長からすでにこう告げられていた。
「左投手が少ないという、チーム事情があるそうです。『早く一軍で投げられるように』と。そのためにも・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン