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2017ドラフト指名選手クローズアップ

西武3位・伊藤翔(四国IL徳島・投手) 高卒1年でNPB指名。背景にあった決断と覚悟

 

高校卒業時の進路選択で、決め手となった言葉があった。「毎年勝負」。独立リーグは生存競争が厳しい世界である一方、結果を残せばNPBへの道が開けるメリットがあった。150キロ右腕はまさしく「最短」で、夢への扉を開いている。
取材・文・写真=高田博史

11月19日、徳島市内で仮契約/写真左から養父鐵監督=当時、伊藤投手、西武・鈴木敬洋編成


本人の強い意志と両親の後押しが決め手


 高校最後の夏は、千葉大会3回戦で敗れた。徳島は独自のコネクションにより、伊藤翔をすでに1年時から調査している。

「四国にアイランドリーグというのがある。明日、オーナーが来るから。いろいろ聞いて、話し合ってみろ」

 横芝敬愛高・伊藤匠監督からそう告げられたのは、8月29日のプロ志望届提出後、9月上旬のことだ。徳島・荒井健司球団オーナーが学校を訪れ、部長、監督、伊藤の父・篤志さん、母・弘美さんと伊藤の5人で説明を聞く機会がもたれた。

 荒井オーナーがその日を述懐する・・・

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ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

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