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2018ドラフト指名選手クローズアップ

日本ハム4位・万波中正(横浜高・外野手) 高校通算40本塁打を誇る。「図抜けた潜在能力」

 

10月25日、NPBドラフトで83人、育成ドラフトで21人の名前がコールされた。「運命の日」を経て、プロ野球選手としてのスタートラインに立ったに過ぎず、これからは厳しい競争が待つ。指名を受けた注目プレーヤーを紹介していく。
取材・文=今村成一、写真=大賀章好、BBM

コンゴ人の父と日本人の母を持つ万波。身体能力は抜群であり、右打ちの大型外野手として大きな可能性を秘めている


 選ぶ側と、選ばれる側がいる。当たり前だがドラフトとはそういうものだ。いくらアピールしても選ぶ側が、どこを、どう評価するかで選手の価値はガラリと変わる。担当スカウトの意見があり、球団の強化ポイント、将来性への期待……。

 日本ハム4位指名という結果に横浜高・平田徹監督はこう言った。「アピールできる大きなチャンスだった3年夏の甲子園で結果が出せなかった。実はもっと下位指名を覚悟していました」。

 夏の甲子園を視察する各球団関係者は、ここを当該選手の最終チェックの場とすることが多い。いわば“アマからプロ”への最大関門とするわけだ。

 愛産大三河高との1回戦で4打数0安打、花咲徳栄高との2回戦で5打数0安打、そして、金足農高との3回戦で5打数2安打。準優勝投手の吉田輝星からのマルチ安打で意地を見せたが、この3試合で・・・

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ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフト指名選手クローズアップ

ドラフトで見事に指名を勝ち取った選手たちに焦点を当てる短期集中連載。

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