好投手を相棒にして発展途上の大型捕手 6月に開催された全日本大学野球選手権大会で5年ぶりに4強進出を果たした創価大。154キロ右腕・田中正義(2年・創価)がクローズアップされたが、陰で支えていたのは、主将で四番・捕手の寺嶋寛大だった。故障のため、追加招集された大学日本代表候補合宿は辞退したが、今後攻守において大化けする可能性は大いにありそうだ。 どの球団にとっても毎年の補強ポイントとなるのが、扇の要であるキャッチャーというポジション。それでも、今年のラインアップを見渡す限り、人材は決して多いとは言えない。そんな状況下で注目されるのが、この寺嶋寛大である。
183センチ82キロという堂々たる体格がまず目を引く。だが、その打撃フォーム(8.0点)にはまだ軸足へのタメが見られず、上体でタイミングを取っているように見受けられる。その結果、手打ちになっているのだ。しっかりとタメをつくり、アウトステップせずに軸回転で打つことを心がけたい。また、結果を求め過ぎて、目先のプレーに気持ちが向かいがちなところもある。パンチ力があるのだから、その長所を生かすためにもミート力をさらに追求したい。
選球眼についても同じことが言える。打席で球を迎えにいき、手打ちになってしまえば選球眼(7.0点)は向上しない。軸足(右足)にしっかりと重心を乗せ、どっしりと球を待つ姿勢が重要である。
捕手というポジションは特に・・・
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