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Vol.43 香月一也[大阪桐蔭高・内野手]

 

夏の甲子園で2年ぶり4度目の全国制覇。「三番・三塁」として攻守に良い動きを見せていた。指揮官の指示に対して、自分の考えも加味しながら忠実に動けることから、今後も活躍の場は増えるはず。将来的には攻撃的な「二番・二塁」の可能性にかけてみたい。

 軸足に乗せて(タメを作って)回転で打つ。内角をさばける対応力、打撃の基本を十分に理解しているが、まだ完全に打撃フォーム(9.0)が固まっているとは言えない。例えば、緩いボールを迎えにいってしまう傾向があるのだ。打ちたいという気持ちが先行してしまい、選球眼(8.0)において、難しい球に手を出す。だが、ベースが確立されているから今後、打ち込んでいけば、広角に打てるようになるだろう。



 三塁の守備力(8.0)において、三遊間(左の打球)への一歩目がやや遅い。ただ、バントを含めた前への打球に対する備えはできている。プロレベルの速い打球、そして前後左右への反応をさらに高めていくために・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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