素晴らしい脚力と恵まれた体格を持った大型プレーヤーで、この春のセンバツの注目選手の一人だ。特に守備力が高く、「守れる外野手」への期待は大きい。課題のバッティングさえ克服できれば、ドラフト戦線を賑やかす面白い存在になる。 昨秋の近畿大会を制したチームの斬り込み隊長で、この春のセンバツでは注目プレーヤーの一人に挙げられている。武器は卓越したスピード。高校生の中では、ズバ抜けた能力の持ち主である。
しかし、その脚力を生かそうとする打撃フォーム(7.0)は、良いとは言い難い。バックスイングが浅く、トップの形が不十分である。何よりも手打ちでスイングするケースが多く、走り打ちの傾向がある。「抜群のスピード」、「先頭バッター」、「左打者」など自分の特徴やチームの方針を考えれば致し方ない部分もあり、ボールをバットに当て内野安打を狙おうとする意味も分かる。だがそれでは、今後の成長につながっていかない。ミートポイントで強い打球をたたくことが大事であり、コースに逆らわないバッティングを求めたい。現在182センチ。俊足好打の選手としては規格外のサイズであること、そしてリストが強く、腕力もあることを考えれば、軸足にしっかりと体重を乗せて、鋭い打球を打つことに重点を置いてほしい。
泳ぎ気味でスイングしているため、選球眼(7.0)は甘い。突っ込んでいる分、ボール球を見極められていない。まずはバッティングの基本に立ち返ることが必要。軸足に体重を残した状態でボール球を見送ることを意識すべきだ。
広範囲を守ることができる外野守備(8.5)は・・・
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