高校生屈指の左の長距離砲だ。昨春の甲子園で絶大なインパクトを残し、3週間後に迫ったセンバツでも大きな注目を浴びているバッターだ。魅力はバッティング。将来性が非常に楽しみな大器である。 昨春の甲子園1回戦で岩国の好投手・柳川健大から右翼席に運んだ一発はお見事だった。将来性を感じさせる全国デビュー。今春のセンバツでの活躍も大いに期待できる大型スラッガーだ。
しかし、そのホームランを打ったときの打撃フォーム(8.0)はまだ固まっていない。本来であれば軸足に体重を乗せ、軸回転で打つことができる選手。だが、ヘッドが下がり、アッパースイング気味にバットが出てしまう傾向がある。原因は力みだろう。甲子園のスタンドにアーチを描いたときの打席は、力感なくシャープに振り抜いた会心の一打だった。
ただ、その打席以降は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン