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Vol.16 山本卓弥[神村学園高・外野手]
将来クリーンアップの一角を担える大型スラッガー

 

高校生屈指の左の長距離砲だ。昨春の甲子園で絶大なインパクトを残し、3週間後に迫ったセンバツでも大きな注目を浴びているバッターだ。魅力はバッティング。将来性が非常に楽しみな大器である。

 昨春の甲子園1回戦で岩国の好投手・柳川健大から右翼席に運んだ一発はお見事だった。将来性を感じさせる全国デビュー。今春のセンバツでの活躍も大いに期待できる大型スラッガーだ。

 しかし、そのホームランを打ったときの打撃フォーム(8.0)はまだ固まっていない。本来であれば軸足に体重を乗せ、軸回転で打つことができる選手。だが、ヘッドが下がり、アッパースイング気味にバットが出てしまう傾向がある。原因は力みだろう。甲子園のスタンドにアーチを描いたときの打席は、力感なくシャープに振り抜いた会心の一打だった。



 ただ、その打席以降は・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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