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Vol.19 関谷亮太[JR東日本・投手]
試合を任せられる中継ぎタイプ

 

アマチュア球界のシーズン幕開けとなるJABA東京スポニチ大会。2015年がドラフト解禁となる大卒2年目投手を取り上げていく。まずは、完成度が高い本格派右腕である

 日大三高から明大に進み、学生時代からネームバリューがある投手。強豪のJR東日本で1年目から先発を任されるなど、経験は豊富だ。プロでは中継ぎ向きだと思うが、今年の活躍次第では先発として欲しがる球団も出てくるだろう。

 投球フォーム(8.0)はバランスの良いときと悪いときの差がある。右ヒザにもう一つひねりの動作が入ってこないと、安定しない。腕の振りを一定にして、軸足である右ヒザをしっかり押し込める形になれば、安定感が出てくる。ストレート(8.0)は140キロを超えてくる。3月のJABA東京スポニチ大会で見た際には、昨年までのキレがなかった点が気になった。寒い時期のマウンドだったため、夏に向けては上がってくるだろう。変化球(8.5)は球種も豊富で、ストライクを取れるのが強み。カーブ、スライダー、チェンジアップを操れる。



 投球術(8.0)では、もっと打者をよく観察しながら投げられるようになってほしい。右左どちらにも内外角に投げられる技術はあるので、配球を考えることが必要になる。変化球の種類が多いが・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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