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宇佐見真吾

Vol.37 宇佐見真吾[城西国際大・捕手]
アピール続ける「打てる捕手」

 

初出場を遂げた6月の大学選手権、そして7月のユニバーシアードで金メダル獲得と充実のシーズンを過ごしたかに見えるが、厳しい時間を過ごしていた。3月の大学日本代表候補合宿中に左目にボールを受ける大ケガを負った。リーグ戦は欠場も驚異的回復で復帰を果たし、秋もスカウトへ最後のアピールを見せていく。

 今年の大学生はドラフト候補に挙がる捕手が少ない中で「打てる捕手」として、注目されている。今春のリーグ戦では左目のケガの影響で出場なしに終わったが、全日本大学野球選手権で復帰し、スカウト陣はひと安心したことだろう。侍ジャパン・大学日本代表の一員としてユニバーシアード(韓国・光州)で金メダル獲得に貢献するなど、ラストアピールとなる秋のシーズンも目が離せない選手だ。



 打撃フォーム(8.0)は力強さを感じる。ステップする前足(右足)のつま先が開いたり、トップが少し浅い点など改善点はあるが、フォロースルーも大きく、長打を打てるリストの柔らかさも兼ね備えている。今後は下半身の力をうまくつかってスイングできるように練習を積み重ねてほしい。上体のバットコントロールはいいだけに、下の力を伝えられれば飛距離はもっと伸びるはずだ。

 選球眼(7.0)は甘い。軸足のタメが・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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