銀メダルを獲得したU-18ワールドカップ(大阪・兵庫)で侍ジャパンを率いた西谷浩一監督(大阪桐蔭高監督)が、ブルペン待機組で最も信頼を置いたサウスポーだった。連投も辞さず、黙々と投げる姿から、長くチームに貢献しそうな予感がする。 今夏の甲子園で3試合に登板した左腕。特に専大松戸(千葉)との1回戦では、右の強打者が並んだ打線に対して左投手特有のクロスファイアをビシビシと決めていた姿が印象に残った。同校OBの
菊池雄星(現
西武)ほどの上背はないが、あれだけ角度のある球を投げられれば、十分に今秋ドラフト候補の対象に入ってくる。まだ伸びしろが期待できる投手だけに、数年後を見据えた指名となるのではないか。
投球フォーム(8.5)は変なクセがなく、オーソドックスな投げ方をしている。テークバックが小さく、打者からは球の出所が見えにくいのも特徴だ。形がいいだけに、もう少し体重移動の間というか、球持ちを長くすることを意識してほしい。リリースポイントが打者寄りになれば球速以上のキレが出てくる。
ストレート(7.0)は先にも触れたが角度は申し分ない。問題は・・・
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