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Vol.04 京田陽太(日大・内野手) “川端慎吾タイプ”の注目遊撃手

 

2015年のドラフトで、仙台育英の遊撃手・平沢は2球団競合の末、ロッテがドラフト1位で交渉権を獲得した。野手の最上位での入札重複は異例の展開であったが、16年もその候補が大学生にいる。京田陽太は攻守走3拍子がそろっており、来春の東都に注目だ。



 青森山田高時代から大型遊撃手として、各球団のスカウトが動向を追っていた素材。日大では長らく東都二部リーグで過ごすことになったが、今秋に一部に昇格すると、いきなりベストナインに選出された。伸びシロが期待できる選手だけに、来年ドラフトでは、上位候補として注目されることだろう。

 打撃フォーム(8.0)はまだ固まっていない。欠点を挙げれば、タイミングの取り方。投手の投球に対して立ち遅れることが多く見られた。今秋の打率が2割台だったのは、ここに原因がある。ただ、スイングの速さやバットの出方などは、非凡なセンスを感じる。内角球のさばき方もうまく、投手との距離感が自分の間合いになれば、自然と率は上がっていく。

 選球眼(8.0)はまずますだが、ボールを迎えにいってしまうと、低めの見極めが難しくなる。チームではクリーンアップに座っているだけに・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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