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Vol.13 高橋昂也[花咲徳栄高・投手] 将来性豊かなセンバツ注目サウスポー

 

昨秋の関東大会8強。微妙な立場で1月29日のセンバツ選考委員会を迎え、「関東・東京」の最後の6枠目をつかみ、2季連続での甲子園出場を決めた。最速145キロ左腕・高橋昂也は昨夏、救援で実績を残しており、今春は先発でフル回転する姿が見られそうだ。



 昨夏にリリーフとして埼玉大会からフル回転した本格派左腕。甲子園でも3試合に登板し、2年生ながら堂々としたマウンドさばきを見せた。まだまだ粗削りも、将来性豊かな素材。今年の高校生には左の好投手が多くそろうのが特徴だが、センバツでの結果次第では、ドラフト上位候補に挙がってくる可能性もある。各球団のスカウトは、一冬を越えた姿を楽しみに待っていることだろう。

 投球フォーム(8.5)はバランスの良さが目立つ。軸足の左足でしっかりと立ち、腕の振りもいい。あえて欠点を挙げれば、上体の力に頼り過ぎる点。もう少し下半身主導の形になると望ましい。

 最速145キロを計測するストレート(8.5)は、高校生ではトップクラスの球威がある。下半身の力をリリース時にうまく伝えられるようになれば、まだまだ球速が上がる可能性を秘めている。センバツでは真っすぐの平均球速がどこまで伸びているかに注目したい。

 一方、変化球(8.0)は成長段階・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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