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Vol.26 黒木優太[立正大・投手] 二部ながらドラ1位候補の153キロ右腕

 

'黒木優太は高校時代、プロ志望届を提出したが無念の指名漏れ。4年後の「即戦力」を目指して進学した立正大で、素材を大きく開花させている。今春まで7シーズン、東都大学二部リーグに在籍も150キロ超えの逸材はスカウト注目の的だ。''


 高校時代は甲子園とは無縁だったが、素材の良さは各球団のスカウト陣から上がっていた本格派の投手。やや粗削りだったために立正大に進学したが、大学では1年時からリーグ戦で登板を重ねるなど順調に育っている。東都二部での実績は十分なので、この秋にでもチームを一部に昇格させ、神宮での投球を見てみたい投手だ。創価大・田中正義投手が今秋ドラフトの目玉だが、1位候補に入ってきてもおかしくない。

 投球フォーム(8.5)は昨年までは上体の力に頼っていた印象だったが、今年に入って下半身主導の投げ方ができるようになってきた。その分、球持ちが良くなり指に掛かったボールも増えた。気になる点を挙げれば、右打者の内角にやや抜け気味の球があること。ブルペンなどでチェックしながら、フォームを確立してほしい。

 150キロを超えるストレート(9.0)は球威十分。大学生ではトップクラスの球質と言っていいだろう。球の回転も良く、スピンが効いているから、打者の手元で伸びる軌道だ。下半身の力をリリース時に伝えられているので、今後も継続してもらいたい。

 変化球(9.5)では・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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