U-18アジア選手権(台湾・台中)では、侍ジャパンの不動の三番として2大会ぶり5度目の優勝に貢献した鈴木将平。どんなタイプの投手も苦にしない素直なスイングに、50メートル5秒8の脚力を生かした走塁と守備は能力が高い。 静岡高の中心選手として1年夏から3季連続で出場した甲子園では攻守走すべてで存在感を発揮した。最後の夏は甲子園出場はならなかったが、侍ジャパン入りしアジア選手権で優勝に貢献。国際試合では木製バットにすぐに対応していたので、各球団のスカウト陣の評価は上がったのではないか。今年のドラフト候補は例年に比べて寂しい印象を受ける高校生野手だけに、補強ポイントに合致する球団は高い順位で指名する可能性もある。
打撃フォーム(8.5)はきれいなレベルスイングができている。ヘッドが下がらない点もいい。バットコントロールも良く、特に外角球への対応が素晴らしい。インパクトで力を伝えるとらえ方になっている。課題を挙げるとすれば、タイミングの取り方。今は右足で2段階に分けて間合いを計っているが、もう少し軸足となる左足に体重を乗せてゆったりと構えるようにしたほうがいい。プロでは140キロ中盤のキレのいい球を投げる投手ばかり。内角に制球されれば、いまの間の取り方では差し込まれてしまう。
選球眼(8.0)はまずまずだが・・・
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