1学年上に寺島成輝(ヤクルト)、山口裕次郎(社会人)の両左腕がおり、恵まれた環境下で力を磨いてきた竹田祐。2人が抜けた2年秋からエースとして近畿大会を制し、神宮大会初優勝と「秋日本一」へ導いた。出場が決定したセンバツでも優勝候補に挙がる。 履正社高では1年時に遊撃手のレギュラーとして出場していた時期もあった。1学年上の寺島(現ヤクルト)が抜けた2年秋の新チームからはエースに。昨秋の明治神宮大会では先発、救援のフル回転で日本一へ導いた。試合を重ねるごとに成長している右腕だけに、各球団のスカウト陣は夏までチェックを続けることになるだろう。冬のトレーニングでどこまで平均球速が上がっているか。甲子園での登板を楽しみにしたい。
投球フォーム(7.5)の特長はテークバックが小さいこと。打者からすれば球の出所が見えにくく、タイミングを取ることが難しい形になっている。腕の振り自体はいいが、下半身の力が指先に伝わっていないケースがあった。腕だけで投げようとすると、どうしても
シュート回転してしまう。神宮大会では、登板するごとに下が使えるようになっていたので、そのままの意識で取り組んでもらいたい。
最速145キロを計測するストレート(7.0)は球威十分。ただ、投球フォームで触れたように・・・
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