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Vol.16 池谷蒼大(静岡高・投手) マウンドで動じない勝負度胸、攻める姿勢に高評価

 

名門・静岡高は今春のセンバツ出場で春夏通じて40回目の甲子園だ。伝統校をけん引するのは144キロ左腕・池谷蒼大。ここ一番での場面で力を発揮する勝負強さに、多くの魅力が詰まっている。


 静岡高では入学してから故障に悩まされた時期もあったが、1年秋から経験を積み重ね、順調に成長してきた印象がある。上背はそれほどないが、三振が取れる左腕だ。成長過程にあり、まだやるべき課題は多いが、この冬のトレーニングにより、どこまで伸びているか。3月19日に開幕するセンバツでの投球が楽しみだ。各球団のスカウトは、伸びしろがあるサウスポーを、最後の夏まで追いかけることになりそうだ。

 投球フォーム(7.0)はノーワインドアップから、ゆっくりと右足を上げる形。腕はスムーズに振れている。ただし、体重移動する際に、投げ急ぐことがある。上半身の力で投げてしまっているので、もう少し軸足の左足に体重を乗せてから、下の力を使って打者方向へ動く形にしてほしい。

 ストレート(7.0)の最速は・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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