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Vol.25 高橋遥人(亜大・投手) 力で押せるタイプで上のレベルでは救援こなせる

 

左腕から常時140キロ台中盤を投げ込み、最速は150キロを超えてくる。ポテンシャルの高さは高校時代から定評があり、練習が質量とも豊富な亜大で高橋遥人は順調に成長を遂げてきている。


 中学時代から注目されていた左腕。常葉橘高では2年夏に甲子園のマウンドを踏み、亜大では1年時からリーグ戦デビュー。順調に経験を重ねてレベルアップしてきた。真っすぐで押せる左投手は貴重な存在。ドラフトまで各球団のスカウトはチェックしていくことになる。

 今春のリーグ戦では最上級生となって、どのような投球を見せるか楽しみにしていた。

 投球フォーム(8.5)はプレートの一塁側を踏み、走者がいない場面でもセットポジションで投げている。テークバックが小さいので、打者からは球の出どころが見えにくい形になっている。左ヒジがやや下がることがあるが、腕の振りはいい。バランスのいい投げ方だが、上半身の力に頼って投げることが見受けられるので、今後は下半身の力をボールに伝えられるようにしてほしい。

 150キロを超えるストレート(8.5)は、アマチュアの投手の中でトップクラスの球威がある。指にかかったときの球筋は素晴らしいし、平均球速は140キロ台中盤をマークすることもある。真っすぐで勝負できる投手だ。

 変化球(8.0)はスライダーや沈むチェンジアップ、ツーシーム系が持ち球。キレや曲がりも良く、カウント球でも勝負球でも使うことができる。今後の課題を挙げるとすれば・・・

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プロフェッショナルレポート

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元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

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