山崎剛に究極の目標を聞けば「打率10割」だという。その最高点に到達すべく、打撃への探求心は半端ではない。2年春から5季連続で3割以上。今春は3本塁打とパワーのあることも証明している。 日章学園高では甲子園出場はないが、国学院大に進み、頭角を現してきた選手。大学1年春に神宮デビューを飾り、着実に成長をしている。2年春に首位打者を獲得したように、バットコントロールに長けたタイプ。ユーティリティープレーヤーとして、チームにとって欠かせない素材だ。小柄ながらパンチ力も兼ね備えており、ドラフト指名選手の対象に十分、入ってくるレベルだろう。補強ポイントに合致する球団は、秋のリーグ戦まで動向を追うことになる。
打撃フォーム(7.5)は変なクセはなく、シャープなスイングをする。リストが強く、3年秋までのノーアーチから一転して、今春リーグ戦で3本塁打をマークするなど長打力もある。課題はタイミングの取り方。バットを揺らして投手に合わせている形だが、結果を欲しがると前に突っ込んで手打ちになることがあるので、気をつけないとフォームを崩すことにつながる。
選球眼(7.5)は前に出されないときには見極めができている。一、二番タイプの選手だけに、粘って四球を取ることも大事になる。追い込まれても簡単にアウトにならず、投手が嫌がることを徹底してほしい。
内野守備力(8.5)は上のレベルでも通用する。二塁の守りは守備範囲が広く、フットワークもいい。打球への反応も・・・
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