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長井良太(つくば秀英高・投手) 149キロ右腕誕生の背景にあった運命の出会い

 

入学当初は最速126キロ。トレーニングを重ねると、1年余りで最速149キロまでに上昇した。潜在的にフォームにセンスがあったのが大きかった。飛躍を確信していた指揮官の下で、春夏通じて初の甲子園出場を目指す。
取材・文=斎藤寿子、写真=田中慎一郎

つくば秀英高は江柄子[巨人]、山田[ソフトバンク]、塚原[オリックス]、野澤[ソフトバンク]と多くの卒業生をプロへ輩出しており、149キロ右腕もプロ志望だ


巨人・菅野を参考にスピンのあるボールを実現


 最寄りのつくば駅から車で10分、のどかな住宅街に、つくば秀英高の練習グラウンドと選手寮がある。

 練習前のあいさつで部員全員が一列に整列すると、その中にひと際目立つ長身の選手がいた。今秋のドラフト候補、149キロ右腕の長井良太だ。

 昨秋の県大会では初戦敗退(対石岡一高)を喫したものの、延長13回9安打2失点完投という力投は、スカウトの脳裏にその名を焼き付けるには十分だった。

 だが、本人にとっては一番悔しい敗戦として記憶されている。

「やっぱり、自分はまだまだだなと思いました。負けたのは野手のせいではなく、チームが得点を取るまで粘り切れなかった自分の責任だったと感じています」

 そのときの悔しさが、長井の成長を促した・・・

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