攻守走の3拍子で魅了できるプレーヤーである。しかも、大舞台になればなるほど、力を発揮する。起用するベンチとしてはこれほど頼りになる存在もいない。甲子園を経験して一回り成長し、次のステージであるプロを見据えている。 取材・文=岡田浩人 引退後は木製バットを使用して練習に励んでいる/写真=岡田浩人
アピールポイントは「守備範囲の広さと肩の強さ」。その言葉どおり、今夏の甲子園1回戦(対慶応義塾高)では好守を連発。特に3回裏一死二塁のピンチの場面で、センターへ抜けようかというライナーをダイビングキャッチ。打撃では3打数無安打で、試合はサヨナラ負けに終わったが、
坂井翔太の遊撃の守備力は、高校野球ファンに鮮烈な印象を残した。
100回目となる節目の大会で、新潟県最多となる11回目の甲子園出場を果たした中越高。監督生活16年目の夏を終えた本田仁哉監督は「これまで見てきた選手の中で、野手ではNO.1」と坂井を評する。それは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン