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オフ恒例のリレートークは早くも第3回目。今回、オリックス伊藤光からバトンを受けた阪神伊藤隼太は2人の小学生のころのエピソードを語ってくれた。その伊藤が次に繋ぐのは、大学時代にライバルチームとして戦い、大学日本代表では同じ釜の飯を食べたロッテのニュースターだった。

第2回 伊藤光選手から伊藤隼太選手へのメッセージはこちらから!



いとう・はやた●1989年5月8日生まれ。愛知県出身。176cm84kg。右投左打。中京大中京高から慶大を経て12年ドラフト1位で阪神に入団。ルーキーながら開幕一軍スタメンを勝ち取った。その後はプロのカベにぶつかりながらレギュラー獲得を目指している。2013年の成績は30試合出場、打率.145、1本塁打、4打点、0盗塁。


 どうせ中学の話だと思いましたよ(笑)。

 光は中学生のころから、こいつはプロに行くんだろうな、という感じでレベルが高かった。中学時代は愛知県の同じ選抜チームで一緒にプレーしていて、光は僕のことをそのときに知ったんだと思います。

 でも僕は、実は小学校2年生のときから光のことを知っています。

 2人ともリトル・リーグのチームに所属していて、リーグのマラソン大会があったんです。当時、僕は足に自信があったんですが、ある1人に負けてしまって……。それが光だったんです。昔から知っている仲ですし、あいつは今年頑張ったんで、僕も負けないように頑張ります!

 次にバトンを渡すのは同い年の(鈴木)大地です。大地とは大学3年生のときに大学世界選手権で、4年時は日米大学野球でチームメートでした。4年春の大学選手権決勝で負けてしまった相手ですが、あいつには感謝しています。

 日米野球でアメリカに行ったとき、四番だった僕はぎっくり腰みたいな症状もあって調子が悪くて、全然打てなかったんです。どうしても下を向いてしまっていたとき、キャプテンの大地が「おまえが四番で打てないのは誰も気にしていないんだから、もっと気楽に打てよ」と……。

 代表を離れればチームが違うのに、本当にいいヤツですよね。今もちょくちょく連絡を取っています。リーグは違いますけど、大学のころからの仲間なので、これからも切磋琢磨していきたいですね!


すずき・だいち●1989年8月18日生まれ、24歳。175cm79kg。静岡県出身。右投左打。桐蔭学園高から東洋大に進学し、世界選手権日本代表に選ばれるなど活躍。12年にドラフト3位でロッテ入団。1年目から62試合に出場すると、2年目の今季3試合連続三塁打などの活躍で遊撃手のレギュラーに定着し、チーム唯一の全試合出場を記録。初のベストナインにも選出された。
持ち球リレートーク

持ち球リレートーク

NPB現役投手の奥義を大公開! 持ち球の握りを披露しつつ、自らにとって、どんな球種かセルフ解説をする連載。プロの投手から見てスゴイと思う球種を数珠つなぎで展開する。

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