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セ・パ18人でつないだ今回の「球界リレートーク」は今週で最終回。その有終の美を飾るのはマエケンからバトンを受けた阪神緒方凌介だ。PL学園高の先輩からエールを受け開幕一軍入りを誓った。

第17回 前田健太選手から緒方凌介選手へのメッセージはこちらから!



緒方凌介 阪神/外野手
おがた・りょうすけ●1990年8月25日生まれ。大阪府出身。176cm65kg。右投左打。PL学園高、東洋大を経て、13年ドラフト6位で阪神入団。左打席からの勝負強い打撃が魅力で、ルーキーイヤーの5月3日のヤクルト戦(甲子園)でプロ初出場を果たし、シーズンでは2試合に出場。今季は外野の定位置獲得を目指す。13年成績は2試合出場、0安打0打点0本塁打、打率.000。

 PL学園の2つ上の先輩・前田さんは僕にとって“神様”のような存在です。高1のときは「付き人」をさせていただきました。前田さんが語っていた試合はよく覚えていますよ。

 僕の対外試合デビュー戦で、前田さんが先発でした。打撃は3打数3安打だったのですが、4つエラーをして、(飛球を)バンザイもして……、散々でした。

 でも試合後、前田さんから「まだ1年生やねんから、ビビらんでいい。エラーしてもオレがカバーしたる」と声をかけていただき、あの言葉で救われました。ドラフト後も「おめでとう」とメールをいただいて感激しました。今シーズンはぜひ、対戦させていただきたいです!

 今年は初めて一軍の春季キャンプを経験できました。沖縄での1カ月間は勉強になることばかりでした。特に同じ外野手でPL学園の先輩・福留(孝介)さんの野球に取り組む姿勢は違いましたね。あれだけの実績があるのに、バットを振り込むし、早い時期からノックに入っていたし。特打でも近づけない雰囲気があって、つい見とれてしまいました。福留さんを見て、まだまだ自分はぬるいと実感しました。もっとアピールしないといけないです。

 今年の目標は、開幕一軍に入って、シーズンが終わったころにはレギュラーを取っていたい。まずは開幕一軍を目指して、思い切ってやります!
持ち球リレートーク

持ち球リレートーク

NPB現役投手の奥義を大公開! 持ち球の握りを披露しつつ、自らにとって、どんな球種かセルフ解説をする連載。プロの投手から見てスゴイと思う球種を数珠つなぎで展開する。

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