勝負のプロ3年目へ、目の色を変えている。ルーキーイヤーの2015年は打率3割をマークするも、シーズン途中離脱。フル出場を掲げた昨季は、その目標を達成した一方、打撃の好不調の波が激しく、守備も安定感を欠きチーム最多の17失策。「収穫はない」と、残ったのは悔しさだけだった。背番号を「5」に変更し、挑む17年──。「つなぐ意識」を胸に、自分の持ち味を発揮してみせる。 文=どら増田、写真=BBM
「今年(2016年)は昨年(15年)とはまったく違うシーズンでしたね」 16年シーズン終了後、
西野真弘に2年目のシーズンについて話を聞くと、こんな答えが返ってきた。
社会人・JR東日本から15年ドラフト7位で入団し、春季キャンプから一軍に帯同。視察に訪れた侍ジャパン・
小久保裕紀監督が「バットが出る角度にセンスを感じる」と評価して一躍、注目を集めた。
オープン戦も一軍帯同を続けて開幕一軍の切符をつかみ、4月12日の
楽天戦[koboスタ宮城]で八番・三塁でプロ初スタメン。いきなりプロ初安打を記録したが、定着とはならず、控えとスタメンを行き来する状態が続く中で「プロとして自信を持った日」と振り返る“あの日”を迎える。
飛躍、挫折、低迷を経て基本を第一に、リセット
4月29日楽天戦[京セラドーム]。この日は球団初の女性ファン向けイベント『Bsオリ姫デー』が開催されていた・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン