週刊ベースボールONLINE

野球浪漫2018

ヤクルト・小川泰弘 長い冬を越えて 「どんな苦難があっても、絶対に道は開けていく」

 

チームのエースとして期待されながら、昨季は5月末に一時離脱。さらには9月に右ヒジの疲労骨折というアクシデントに見舞われた。苦難続きだが、心は折れていない。復活のときを待望しているのは、ほかならぬ自分自身である。
文=菊田康彦(ベースボールライター)、写真=川口洋邦、BBM


不完全燃焼に終わった2017年シーズン


 冬は必ず春となる──。

 ゴールデンウイークの真っただ中というこの時期になって、ヤクルト小川泰弘にもようやく春が見えてきた。

「悪いときばかりじゃないと思うので。耐え忍んでやれることをしっかりやって、『今に見ていろ』という気持ちでいれば、必ず良い方向に行くと思います」

 思えばプロ5年目の2017年は、小川にとって苦難に満ちたシーズンだった。開幕投手の座を4年ぶりに明け渡しながらも、4月15日のDeNA戦(横浜)から4連勝と出だしは悪くなかった。だが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

野球浪漫

野球浪漫

苦悩しながらもプロ野球選手としてファンの期待に応え、ひたむきにプレーする選手に焦点を当てた読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング