週刊ベースボールONLINE

野球浪漫2018

ロッテ・李杜軒 幕を開けた日本での“第二章” 「もう一度、挑戦したかった」

 

母国でやり直す選択肢もあった。しかし、もう一度日本で。その思いを胸に2シーズンぶりとなるNPB復帰を果たした。台湾と日本の架け橋ともなっている男は、自らの“第二章”で輝くことを誓う。
文=田口礼(スポーツライター)、写真=大泉謙也、BBM


石垣島からの再出発


 1月31日。日本列島を覆った寒気の影響は遠く、石垣島にまで達していた。ダウンジャケットが必要なほど、肌寒い。李杜軒は自宅のある台湾・台北と緯度がほとんど変わらない南の島の天気に少し身震いしていた。昼前から行われる予定だったキャンプイン前日の合同自主トレは、午前中の宿舎でのミーティングが長引いたこともあり、遅れていた。

 入念な準備運動を整えて臨むつもりだったが、長引いたことで待ちぼうけを食らった。リゾートホテルに泊まる選手たちとは違い、テスト生は石垣市内のビジネスホテル。ユニフォームも支給されない。格差はあった。ただ、純粋に野球がやりたかったから苦にはならなかった。それから2週間以上、無心でボールを追いかけた。

 2月16日の練習後、ビジネスホテルに球団幹部が現れ、呼び出される。当初は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

プレミアムサービスに登録すると、週刊ベースボールONLINEのすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

関連情報

野球浪漫

苦悩しながらもプロ野球選手としてファンの期待に応え、ひたむきにプレーする選手に焦点を当てた読み物。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング