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「この人に聞きたい」

帰ってきた背番号11…ヤクルト・由規インタビュー 「5年前の歓声とはまた違いました」

 

甲子園を155キロの速球で沸かせ、2010年にはプロで日本人最速(当時)となる161キロを計測した。野球ファンの夢を背負った若き右腕だったが11年以降、マウンドから姿を消した。右肩手術、長いリハビリ、育成契約……。どん底を味わい、再び一軍の舞台に戻ってきた背番号11が、喜びと感謝を胸に、勝負師として目をぎらつかせている。
取材・構成=阿部ちはる、写真=高塩隆、BBM


やっぱり三振は取りたい


――復帰から1カ月ほど経ちました。現在の心境を教えてください。

由規 やっと落ち着いてきたというか、復帰しても勝つまでは自分の中でホッとできなかったので。一軍に呼ばれるまではとにかく一球でも投げたいって気持ちではいたんですけど、いざ一軍に上がったら結果も求められるし、自分の中でも、勝負をしにいっているわけなので、だらしないことはできないな、と。そういう緊張感はずっと続いていますね。その緊張感が途切れることなくここまで投げ続けられているので、それがいい方向に進んでいるのかなと思いますけど。

――緊張感の一番の要因は、勝ちたいという気持ち。

由規 ほかの(先発)ピッチャーより中10日や2週間くらい空けてもらって投げているわけなので、調整が自分でできる分、その1回の試合で必ず結果を残さなくてはいけないなっていう緊張感もありますね。やっぱり中6日で回れるのが一番ですから。そういった意味では現状に満足はしていないです。ここまですごくアッという間でしたけど、月2回しか投げられない中で、すごく凝縮された半年間だったのかなというのは感じます。久々の一軍の雰囲気というのもやっぱり緊張感があるし。プロに入って初めて一軍に上がったときの気持ちがまだ残っているような感覚ではあるかな、と。

――5年経つと野球自体にも変化を感じたのではないでしょうか。

由規 今は球が速いピッチャーが増えてきて、真っすぐでどんどん押せなくなってきていると感じますね。やっぱり対応されているなというのはテレビで見ていてもすごく感じていたことなので、どこかでシフトチェンジしなきゃいけないということも考えてはいました・・・

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