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阪神・秋山拓巳インタビュー 胸を張って堂々と

 

2017年春季キャンプ前はダークホース的な存在だった。しかし開幕先発ローテの座をつかみ、今や、先発投手陣の軸になった。現在では一番安定感のあるスターターとして信頼される存在──それがプロ8年目の秋山拓巳だ。ブレークには理由があった。オフに投球フォーム改造に着手し、その完成が安定感につながっているのだ。
取材・構成=椎屋博幸、写真=早浪章弘(インタビュー)、BBM


真っすぐがよくなり一軍打者と戦える形に


──ここまでは秋山投手がシーズン前に思い描いていたとおりの流れになっていますか。

秋山 今年こそは絶対にやるぞ、とは思っていましたが、想定していた以上に出来過ぎかな、とは感じています。よくて先発ローテの5、6番手で争う位置なのかな、と思っていましたので。まさかこの時期に6連戦の頭、週初めの初戦(火曜日)を任せられるまでになるとは思っていませんでした。

──昨年までと一番の違いとは何でしょうか。

秋山 真っすぐがよくなったこと、と同時に、一軍で投げる回数が増えたことで、一軍の打者を見ながら戦えるようになったことが一番大きいです。一軍に慣れた、というと語弊がありますけど。

──昨年までも一軍での登板はありました。そことの違いとは……。

秋山 昨年までは、先発ローテの谷間で投げていましたので、この1試合で結果を残さなければ、という自分との戦いでした。打者を見るという余裕はまったくなかったんです。それが今年はオープン戦で結果を残せ、先発ローテに入れたことで落ち着いて投げられている。そこが大きな違いです。

──先発ローテが決まり、シーズン最初から落ち着いて投げられたのでしょうか。

秋山 最初の登板はすごく不安で・・・

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