週刊ベースボールONLINE

記録の手帳 / 千葉功

かつては一流投手の称号。消えてしまった「20勝投手」

2017年2月21日(火) 11:00 

野球の規則に大きな変化はないのに、選手たちの記録(数字)は昔とずいぶん変わってしまった。かつて20勝投手は一流投手の称号であったのに、最近のプロ野球では20勝投手はほとんど見られない。2016年のプロ野球の最多勝は、セ・リーグは16勝の野村祐輔(広島)、パ・リーグも15勝の和田毅(ソフトバンク)であり、20勝には遠く届かなかった。かつて日本のプロ野球は投手を酷使しすぎると言われたものだが、もはや過保護すぎる感さえもあるほど。今後どうなっていくのだろう。

昨シーズンのセ・パ通じての最多勝は広島・野村祐輔の16勝。20勝投手誕生への道は現代の野球では難しいのか


1956年には両リーグで15人の投手が20勝達成


 昨年も20勝投手は1人も誕生しなかった。セ・リーグでは2003年に井川慶(阪神)の20勝5敗以降、もう14年も20勝投手は出ていない。パ・リーグも13年の田中将大(楽天)の24勝0敗を最後に20勝投手はいない。03年には斉藤和巳(ダイエー)が井川と一緒に20勝し、08年には岩隈久志(楽天)が21勝4敗と、20勝投手もそう珍しくなかった。

 セ・リーグでは2リーグ分立の1950年から70年まで21年連続して20勝投手が誕生しており、パ・リーグも50年から73年まで24年も連続して毎年20勝投手がいた時代もあった。(A表参照)

○内は30、40勝投手


 56年などセ・リーグから8人、パ・リーグから7人と、年に15人もの20勝投手が誕生していたシーズンもあった・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

プレミアムサービスに登録すると、週刊ベースボールONLINEのすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

関連情報

記録の手帳

プロ野球アナリスト千葉功によるコラム。様々な数値から野球の面白さを解説。

新着コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング