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阪神の得点パターンが昨年と変わっていない、という点が引っかかる。外国人に頼らず、得点の多様化が必要よ

 

巨人戦1000敗にオレも深く関わっているけどな……


 今週号はタイガースについて、書いてください!という編集者からの指令があった。そら、そうやろ。阪神は球団創設80年のメモリアルイヤーやし、いきなり開幕から中日に3連勝スタートやで。現場も周囲も大いに盛り上がって、これは阪神、ぶっちぎりのシーズンになるかも……と思っていたら、なんでこうも簡単にこけてしまうんよ。

 京セラドームの中日戦を見て、神宮でのヤクルト戦、そして東京ドームの巨人戦とデイリースポーツの評論で出張したんやけど、ヤクルトに1勝2敗で負け越したわりに、巨人との初戦は見事な勝ちっぷりやった。メッセンジャーの好投があり、これでオレは阪神のG倒3連勝は十分ある、と予想した。

 これは阪神の立ち直り以上に、巨人がやはり、どうもシックリいっていない……というのが予想の根拠やった。相川亮二の離脱で、若い小林でなく、原監督は阿部慎之助を捕手にカムバックさせた。これは勇気のいる采配だし、いかにも原辰徳ならでは……とオレは感じたよな。こういう対応をした場合、すぐに結果が求められる。阿部を捕手に戻した時点から、猶予期間は設定されない。阿部で勝つ。これを求め、これを求められるわけだけど、その初戦、原巨人は負けた。

 開幕直前からオレは、今季の巨人はどこかおかしい、と見てきた・・・

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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布のそらそうよ

選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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