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岡田彰布コラム

もう40年の付き合いがある原監督の辞任にビックリや。辞めた理由、オレはよく分かる。「お疲れ様」。また戦う姿を見せてほしいものや

 

原とは学生時代からの付き合い。監督同士でも面白い戦いをした


 セ・リーグがヤクルト、パ・リーグはソフトバンク。両リーグともレギュラーシーズンを制した2チームが、日本シリーズにコマを進めた。週ベのこの号が出るころは、日本シリーズのまっただ中。白熱のシリーズを期待したいものだ。

 この2チーム以外は、もう来季へのスタートを切っている。1年間の反省や検証もあるが、気持ちを切り替え、次に進んでいくしかない。日本シリーズを見て「来季こそ……」と感じてやればいい。プロ野球とは、そういう繰り返しなんよな。

 さてオフシーズンに入って、オレが最も驚いたのが巨人原辰徳監督の辞任よ。今年は最後まで優勝を争い、結局はヤクルトに遅れをとったものの、来季も雪辱を期して、監督を続けるものとばかり思っていた。それがシーズン最終戦を終えた直後に、辞任表明……。原監督自身、いろいろと考えていたんだな、と推察できるよな。

 原監督とオレは本当に長い付き合いになる。学生時代からやから、もう40年近いものか。オレが1歳上で、早大と東海大。大学は違うけど、同じ内野手として、いろいろと比較されたものやった。日米大学野球では、原と三遊間を組んだ。オレがショートで原がサード。打順もクリーンアップを形成した。三番が原で四番がオレ。そして五番が中央大の小川淳司(現ヤクルト・シニアディレクター)。オレと小川は同い年。考えれば、あのときのクリーンアップ3人が、その後、3人ともプロ野球の監督を経験している。珍しいことやとあらためて思ったもんな。

 プライベートでも食事に行ったり、飲んだりもした。スマートでさわやかな印象は、いまも変わらない。オレが先に、望んでいた阪神にドラフトされてプロ入りし、1年後、原があこがれていた巨人に指名された。阪神と巨人に入り、そこからまたしのぎを削る間柄になっていくわけだから、因縁を感じるわな。

 そして時が流れ、オレが阪神の監督になり、原が巨人の監督に。この期間は常に優勝を争うライバルやった。そこに中日落合博満さんがいて、この3チームで毎年、優勝を競う時期が長く続いた。戦っていて、ホンマ、しんどい相手やった。でも、面白かったわ。相手が何を考え、どう仕掛けてくるのか。そういうことを常に頭に入れていたし、駆け引きというのか、だまし合いというのか。力が拮抗していたから、ホンマ、神経を使った。

 その3人がそろうのがオールスターで、これも面白かったな。試合前の練習中、ネット裏の小さなブースに3人が集まり、話をするんよ・・・

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