今年の巨人は東京ドームでホームランを警戒しなくてもいい
今キャンプ2度目の沖縄入りよ。2月の初めに来たときは、天候が不安定で、非常に寒い日もあった。それが今回、ようやく沖縄らしい気候になり、気分も大違い。2月18日、那覇空港に着いて、いきなりセルラースタジアム那覇に行くことにした。
デイリースポーツの評論では、
阪神の宜野座チェックだが、その前に敵情視察よ。聞けば、この日は韓国プロ野球チームとの練習試合や。やはり
巨人の動向がセ・リーグのひとつのポイントになる。果たして戦力アップしたのか?新外国人の力は?新監督就任で野球が変わるのか?などなど、見極めたいポイントが多くあった。それらを知るにはゲームをまず見ること。到着時間の影響で、試合途中からの観戦になったけど、オレなりに今年の巨人に感じるところがあった。
最初に思ったのは、えらい小粒になったなあ……ということ。圧倒的な強さを誇った時代の巨人といえば、コツコツ、ドカン!という攻めを思い出す。つないで、つないでとどめは大きいのをドカンとかます。これをどこの打順からでも展開してきた。特に東京ドームで戦うときは、空中戦がほとんどで、阪神も応戦したけど、巨人の破壊力に屈するほうが多かったわな。
オレが監督のとき、東京ドームで投手陣が巨人に7本か8本のホームランを食らってな。ところが阪神は代打
桧山進次郎が
上原浩治(=レッドソックス)から9回に決勝ソロ。これで勝ったという試合もあったわ(07年9月7日、9対8)。ホームランは怖いけど、ランナーを置かない状況なら、これだけ打たれても勝てる。そういう印象を強くしたゲームやったわ。
そういうチーム構成を連想していたけど、巨人の打線は小粒になったという感じがありあり・・・
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