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一発逆転の大勝負に賭け続けた東尾修の美学

 

伸るか反るかの一発大逆転の大勝負にかけ続けた男。3年で59敗の屈辱がその哲学を生む
文=大内隆雄、写真=BBM

87年10月4日の阪急戦[西武]での東尾。この年は15勝、3完封。222回2/3を投げ、わずか29四球(うち6敬遠)という素晴らしいコントロールだった


 昨年は、10カ月かけてプロ野球の歴史にしっかりとその名を残した人たち(名球会レベルの元選手が多かった)42人に長時間話を聞く幸運に恵まれた。ただ、心残りだったのは、タイミングの問題で、当然取り上げてしかるべき人に会えなかったことだ。その中でもこの人、東尾修に会えなかったのは残念だった。多分、向こうは「どうしてオレが登場しないんだ!」と怒っていることだろう。

 実は、以前、東尾に大声で怒鳴られたことがある・・・

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