今週から一軍を目指し研鑚を積む選手たちを一人ずつクローズアップし紹介する。その第1回目に登場するのは今年1月に2年目ながら巨人からヤクルトへと人的補償で移籍した奥村展征だ。新天地でチャンスをつかむため、日々成長を続け、攻守でアピールを続けている。 「意味が分からなかった」人的補償
まるで水を得た魚のように、成長を続けている。ヤクルトのユニフォームに袖を通して約3カ月。はっきり開かれた飛躍への道筋を前に、奥村展征は一歩一歩ステップを踏んでいるようだ。
「昨年は、勝負、勝負と考え過ぎていました。とにかく結果を出さないといけない、と。今は試合でも打席の中でテーマを持って臨んで、また次の課題に取り組むというように、自分が何をしないといけないか、自分自身で考えながらやれている」と目を輝かせて話した。
1月9日。巨人にFA移籍した
相川亮二の人的補償としてヤクルトへの移籍が決まった。奥村がその連絡を受けたのは熊本県内で
井端弘和(巨人)らとの自主トレ中。「FAの仕組みも分かっていなくて意味が分からなかった」と当時のことを振り返る。自主トレのメンバーに話しても皆、冗談だと思い爆笑していたというが、緊急帰京を前に『壮行会』に変わった。夕食時には先輩が「絶対にチャンスだ」と背中を押してくれたという。
目標としている宮本慎也氏
新天地での二軍・西都キャンプでまず取り組んだのは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン