186cm86kgの恵まれた体格と、バットに当たったときの飛距離は誰が見ても惚れ惚れしてしまう。それが横田慎太郎。阪神は未来のクリーンアップ候補として育成を行っている。今はファーム結果が出ていないが、一歩ずつではあるが前進している日々を送っている。 掛布DCが惚れ込んだ才能
打者の育成部門を担当する
掛布雅之DCが先日こんな話をしていた。
「阪神を今後10年常勝チームにするためには、軸になる打者を作らなければいけない。その第一候補が横田(慎太郎)なんです」
横田が打撃練習を繰り返すゲージの横で、掛布DCが見守る。「腰とバットを平行に振ることを常に言われています」と横田。高校までは「来たボールを振るだけ」の打者。プロに入り初めてと言っていいほど、打撃に関する基礎知識を知った。
186センチ86キロの恵まれた体格は、将来を大きく嘱望されている。昨年、高卒ルーキーのキャンプでは新人離れした打球を飛ばし、
オリックスの
糸井嘉男や
ソフトバンクの
柳田悠岐並みの身体能力から、左の大砲候補としての育成が始まった。
先述のとおり四代目ミスタータイガースの掛布DCもその才能に惚れ込み、指導に当たっている。1年目は体力強化を図りながら、打撃フォーム作りを掛布DCとともに行ってきた。その成果は出始め、昨年7月には1試合3本塁打をすべて左翼席に放つ。さらにフェ
ニックス・リーグでも「これかな?」という打撃フォームをつかみ始めた。
「僕の打撃の特長は・・・
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