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阪神・掛布DCも期待する“鳥谷の後継者”・植田海

 

高卒ルーキーの植田海は、腰痛を乗り越え、持ち味の50メートル5秒8の俊足を生かし打撃と守備のレベルを上げ、生え抜きスターの鳥谷敬の後継者になるために日々汗を流している。
文=中野雄太(デイリースポーツ)



 腰痛を乗り越え植田海は戦いの場に戻ってきた。9月10日の二軍紅白戦で実戦復帰すると、その試合で復帰後、初安打を放った。

「思ったより時間がかかってしまいましたが、10月にはフェニックス・リーグもありますし、ここからどんどんいきたいと思います」

 阪神不動の遊撃手・鳥谷敬にあこがれ、鍛錬を積んでいる。掛布雅之DCが「力をつければ面白い存在になると思うよ」と期待を寄せる19歳の伸びシロは計り知れないものがある。

 高校No.1遊撃手としてプロの門をたたいた。二軍春季キャンプでは、藤本敦士二軍内野守備走塁コーチと二人三脚で特守を行い、汗を流した。内野手の故障者が続出したこともあり、キャンプ中盤からの練習試合では遊撃でスタメン出場。定評のある華麗な守備と、課題の打撃面でもアピールした。ウエスタン開幕前の対外試合10試合で32打数10安打、打率.313を記録。古屋英夫二軍監督は「実戦向きかもしれない。たいしたもんだよ」と予想以上の働きに高評価を与えた。

 開幕後少し調子を落としたが試合には出続けた。しかし、5月になると徐々に高卒ルーキーの体は痛み出す・・・

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