入団からわずか2カ月で背番号(022→96)も、立場も変わった。開幕直後に支配下昇格を勝ち取り、東京ドームのマウンドも経験済み。巨人育成8位、全体でも116番目と最下位指名の男・長谷川潤が、逆襲を誓う。 入団テストで合格し、昨秋の育成ドラフト8位で巨人入りした。プロ入り前の評価は高くはなかったが、3月に支配下登録されると、5月6日の
中日戦[東京ドーム]では一軍で先発の機会が巡ってきた。
「一軍で投げる、と強い気持ちを持ってやってきました。でも、こんなに早くチャンスが来ると思っていなかった」と素直に本音を明かしている。満員の東京ドームで、後ろを振り返れば
村田修一や
坂本勇人らそうそうたる顔触れが守備に就いている。
「たくさんのファンの前で投げて、巨人の(レギュラーの)選手が守っている。独特な雰囲気でした」と言いながらも、投げっぷりは堂々としたものだった。初回一死満塁のピンチを背負うも、切り抜け、4回までは得点を許さなかった。ただ、一軍の打者は甘くはない。5回につかまり、4回2/3を4失点で降板した。「甘い球を一発で仕留める。1、2巡目は抑えられても、そこから修正して打ってくる」とレベルの高さを肌で感じた。
わずか1試合だけだが、一軍を経験し、自らの課題もはっきりとした・・・
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