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進め!次代のスター候補たち ファーム便り

中日・石垣雅海 未来を担うスイング

 

チームでは4年ぶりの高卒入団内野手。新生ドラゴンズへ舵を切ったチームの期待を背負い、プロ野球の門をたたいた。驚きの毎日を過ごす中、地道な努力を続けつつ、自らの足場を固めている。

内野手/1年目/19歳


 山形県酒田市。長閑な街で、中日ドラゴンズのルーキー・石垣雅海は生まれ育った。小学3年生のとき、祖父とキャッチボールをしたのをきっかけに野球を始め、自宅から自転車で15分ほどの酒田南高校へ進学した。即戦力がキーワードだった昨年のドラフトで、石垣はチーム4年ぶりの高卒内野手。未来を担う人材として、ドラフト3位で指名を受けた。

 屈強な男たちが集まるプロは、18歳の新人にとってまさに別世界だった。「楽しいと思ったことはまだ1度もないです。毎日が大変。やることが本当に多いです。1日があっという間に終わる。夜にはクタクタですね。これを毎年、プロはやるんだって正直驚きました」と話す。現在はウエスタン・リーグの日程をこなしていく日々。人生初の寮生活、練習を終え食事をし、入浴を済ませ部屋に戻るのは夜8時前。あとはもう寝るだけだ。しかし石垣は毎日、自分に宿題を与えている。

「寝る前、部屋に戻ってから必ず30分・・・

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