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進め!次代のスター候補たち ファーム便り

日本ハム・吉田侑樹 “雑草魂”を胸に一歩ずつ

 

若手投手が切磋琢磨する中で、ひと際存在感を発揮しつつある2年目右腕だ。今季は一軍登板も経験し、着実にステップアップ。メジャーでも活躍する「あの先輩」にあこがれてプロを目指した男が“雑草魂“を胸に、さらなる飛躍を誓う。

投手/2年目/23歳


 若手の育成に定評のある日本ハムに、また楽しみな素材が頭角を現しつつある。プロ2年目の吉田侑樹。4月14日の楽天戦[Koboパーク宮城]でプロ初登板初先発のマウンドに上がった。強打で鳴らす相手打線に真っ向勝負で挑んだ。結果は5回途中3失点KO。初黒星となったが、試合後は「自分のボールが一軍で通用することが分かった」と前向きにとらえた。キレのある直球を怖がることなく投げ込んだ中で、手応えを感じることもできた。

 2年目の成長は数字が物語っている。ここまでイースタン・リーグで9試合に登板し、防御率1.93は堂々のトップ。一軍デビュー後の二軍戦では初完投初完封勝利もマークした。力のある直球に落差のある大きなカーブやフォークが武器。実戦経験を積むことが大きな目的だった昨季は22試合登板で6勝8敗、防御率5.10。「1年間ケガなくできて良かったですけど・・・

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