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進め!次代のスター候補たち ファーム便り

ロッテ・三家和真 たたき上げのユーティリティー

 

支配下登録を勝ち取ることができないままに1度は球界を去った男が、独立リーグを経て、4年ぶりに再びNPBの舞台へ舞い戻ってきた。最初の目標をクリアし、目線を上げて次なるステージを目指している。

外野手/1年目/24歳


 16年秋のロッテ・鴨川秋季キャンプ。見慣れぬBCL/石川のユニフォームをまとった若者が、顔を引きつらせるほどの緊張感をほとばしらせながら、必死のアピールを続けていた。久々のプロのキャンプの雰囲気にのまれまいとあがきながらも、「姿勢は見せられた」と語っていた三家和真は、見事に合格切符を勝ち取り、開幕から二軍戦で軽やかに躍動している。

 広島では2013年オフに育成のまま戦力外通告。独立リーグでもまれ、支配下選手として4年ぶりにNPBの舞台へ帰ってきた。今では鴨川のときより表情も和らいで見えるが、「気持ちは変わっていないです。試合に入れば相手を倒さないといけないので」。

 俊足巧打の両打ち。足を生かした外野守備に加え・・・

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