昨年末から気になっていたある選手の移籍先がついに決まりましたね!!　メジャー・リーグのマリナーズと契約した菊池雄星です。考えてみると同じ花巻東高校出身の大谷翔平よりも先に高校時代からメジャーへの強い思いを抱いていたのは実は彼だったんですよね。ドラフト前には国内12球団だけでなく、メジャーの8球団とも面談をして話題になりましたが、あのときは「まだあどけない高校生なのに、こんなにメジャーからも注目されるなんてすごいピッチャーなんだな」と思いながら僕は見ていました。

　だから今回、菊池のマリナーズ入団が決まったというニュースを最初に耳にした瞬間は「あぁ、高校のときの夢が9年越しでこうしていま叶ったんだなあ……」と勝手に感慨深くなってしまいました。きっと西武ファンの方はもちろん、僕と同じような気持ちになった人は多かったんじゃないですかね。1年目からケガに泣いたりして紆余曲折があった中で、よくここまで頑張ったなと。プロ野球ファンみんなで「がんばれ!!」と温かい気持ちで菊池を送り出してあげましょう。

　その菊池が行くチームは日本でもおなじみのシアトルに本拠地を置くマリナーズ。僕個人としては過去に日本人選手もいて理解があり、プレーしやすい球団に入れればいいなと思っていたので良いチームに入ったんじゃないかなと思いました。それにマリナーズにはあのイチローもいます。菊池にとっては心強いですよね。それに同じアメリカン・リーグで同西地区のエンゼルスの大谷とも対戦する可能性があるわけですから!!　いつ実現するか分かりませんが、2人の対戦するシーンを考えるだけでワクワクしますね。

　日本のプロ野球だってもちろん2019年シーズンも見どころ満載です。その中でも注目はやっぱり今オフのストーブリーグを最も沸かせた丸佳浩。途中から巨人が濃厚であるような感じでしたけど、僕としては決定のニュースがあるまでは本当に彼がFAするのかどうかさえも全然読めませんでした。もしかしたらやっぱり広島に残るのかなあ……とか。あるいは移籍したとしても広島とは違うパ・リーグの球団にするのかなとか。もう妄想ばかりする日々でした(笑)。


　いずれにしても2年連続MVPという輝かしい実績とともに丸が背負っていた責任の大きさを考えると、悩んで悩んで……悩み抜いて決めたことなんだろうなと。その中で、移籍を決めたのは選手としてもう一段上に行くために、わざと厳しいいばらの道を選んだんじゃないかなって思うんです。そんな丸が加わった巨人の外野陣の競争も大きな見どころですよね。4年ぶりに復帰した原辰徳監督が打線のどこに丸を入れるのか。

　僕の勝手な予測は三番なんですけど、ただ希望としては三番に坂本勇人を入れ、四番には昨シーズン大ブレークした岡本和真、五番・丸というラインアップを見てみたいなと。相手バッテリーにしてみたら岡本の前よりも後ろに丸がいるほうが実は怖いんじゃないかなって思うんです。ああ、球春到来の季節が待ち遠しい〜!!