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中居正広のとことん野球好き!!

中居正広コラム第68回 2022年シーズンへの期待

 

BIGBOSSはどんな野球を僕たちに見せてくれるのか。日本ハムの戦い次第でパ・リーグは大混戦になるかもですね


 待ちに待った2022年シーズンの開幕が目前に迫ってきましたね!

 一番の注目はやっぱりBIGBOSSこと、新庄剛志監督率いる日本ハムでしょうか。果たしてどんな野球を見せてくれるのか、誰が開幕スタメンなのか、そもそも一軍メンバーは誰なんでしょう。さらに試合中、BIGBOSSはどこにいるのかなとか。ホントにベンチじゃなくて、颯爽とコーチャーズボックスに立っているかもしれないし、それこそ神出鬼没に突然姿を消しちゃうかもしれない(笑)……とかを考えるだけでワクワクしますよね。

 さて、今週号には開幕企画として恒例の「12球団戦力分析」が載っていますが、投手陣と同じぐらい気になるのが各球団の打線。2022年シーズンはどんなラインアップになるのかは気になるところです。特にクリーンアップは打率.320ぐらいを打てる打者を三番に置きたいですし、四番はやっぱり打点を稼げる選手を並べたいですよね。そんな観点と、ここまでのオープン戦の戦いも踏まえて一番打線が充実しているのはDeNAかなと思っています。三浦大輔監督はプロ2年目の牧秀悟を開幕四番に据えることを明言して、その前後にはオースティン宮崎敏郎佐野恵太、さらにはネフタリ・ソトもいるわけですから、打線の厚みという点ではセ・リーグではもうNO.1なんじゃないかなと。

ルーキーイヤーから素晴らしい活躍を見せた牧秀悟。2022年シーズンもDeNA打線の欠かせないキーマンになってくれそうです


 続くのは不動の四番バッターがいるヤクルト(村上宗隆)と巨人(岡本和真)。ヤクルトには村上のほかにも山田哲人青木宣親といった実力者がチームにいますし、サンタナオスナの助っ人勢もいい働きをしますからね。巨人も一番と五番が固定できていませんが、トップバッターは松原聖弥梶谷隆幸、岡本の後ろを打つ五番にはウィーラー中田翔、または新外国人のポランコが機能すれば良い打線になるのかなとは思います。

 一方のパ・リーグで嫌な打線だなと思うのはオリックス。絶対的な存在である三番・吉田正尚、四番・杉本裕太郎が中軸に固定されているのはやっぱり大きいですし、足や小技も使える点も含めて打線全体のバランスがすごくいいですよね。対抗馬はソフトバンクかな。グラシアル柳田悠岐……まあ、三番・柳田、四番・グラシアル、五番・栗原陵矢の並びになりそうだなと予想していますが、これだと左右ジグザグのクリーンアップを組めますし、加えて中村晃今宮健太、さらには新助っ人の大型契約を結んだガルビスが額面どおりの活躍をしてくれれば相当厄介な打線になりそうですよね。打線についてはもっと話したいことがたくさんありますが、今回もあっという間に文字数が尽きてしまったので、またいつかこのコラムで打線をテーマにお話ししてみたいと思っています。

 春の訪れとともに、開幕まであとわずか。昨年はセ・パともに前年の最下位だった球団が優勝したように何が起こってもおかしくありませんし、予想もしなかったことがまた見られるかも。さあ! 2022年も僕らを魅了してやまないプロ野球を大いに堪能しましょう。

PROFILE
なかい・まさひろ●1972年8月18日生まれ、神奈川県出身。俳優業だけでなく、司会者としての才能も発揮。「NHK紅白歌合戦」をはじめ、多くのテレビ番組で司会を務めている。プライベートでは大の野球好きでもあり、2013年には「WBC侍ジャパン公認サポーター」、第4回WBCでも「公認サポートキャプテン」に続いて「世界野球プレミア12 侍ジャパン公認サポートキャプテン」も務めるなど、豊富な知識とあふれる野球愛でその活躍の場を広げている。
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