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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」
コリジョンの方向性を検討するなら特別委を作り、すぐにアメリカへ視察に行くべきです!

 

一軍では必死の戦いをしているわけですから、コリジョンルール導入はしっかり1年間二軍で検証してから採用すべきでした/イメージ写真=川口洋邦


 最近暑い日も多くなり、ビールもおいしい季節になりつつあります。その熱さをもって!?先週から続いてコリジョンルールについてお話ししましょう。

 先週も言いましたが、一番の解決法は「チャレンジ」を併用することです。が、しかしこれは難しいことだと思います。ではどうしたらいいのか――難しい問題です。僕はやはり採用するときに無理があったんじゃないのかな、と思いますね。このコリジョンルールで裁定が「アウト」から「セーフ」になるということの意味をしっかり考えてほしい。極端な話、裁判でいうところの「死刑」か「無罪」と同じなんです。

 5月11日の阪神巨人(甲子園)でコリジョンルール適用のときも、「アウト」から「セーフ」になり、その後先発のメッセンジャーが打たれ、阪神は試合に負けてしまいました。中堅・大和からの送球がアウトのままのファインプレーであったら、流れも阪神へ行ったかもしれません。でも、この試合は巨人が勝ちました。

 もしかしたら、この負けでクビになってしまう選手もいる。そういう世界がプロ野球なんです。だからこそ・・・

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デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

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