週刊ベースボールONLINE

デーブ大久保コラム

東京五輪の野球はアマで編成するべきです。必ず野球底辺拡大につながりますから

 

1996年のアトランタ五輪ではアマチュア選手のみで「銀」を獲得しました。その後、松中信彦福留孝介らがプロで大活躍。五輪はアマ選手で臨むことで底辺拡大になるんですよ/写真=BBM


 セ・リーグはぶっちぎりで広島が優勝しました。優勝のシーンでは黒田博樹が男泣きをしました。感動的なシーンでしたね。あとはパ・リーグですか!日本ハムソフトバンクの争いがもう少し続きそうですね。

 ところで今週は、先週の話の続きで五輪への考えを話しましょう。端的に言えば「野球のプロ・アマ」に関することなんです。シドニー五輪でプロ・アマ混成日本代表に取材帯同し、日本を背負う厳しさを痛感しました。代表を見ながら、五輪の舞台に立つために、それぞれの選手たちがどれほどの努力をして、あの場所に立っているのか……。国と国との戦いでもあり、スポーツの祭典でもある五輪という大きな「目標」を目指して努力する。その必死な姿がもう五輪だと感じました。

 その五輪のほとんどの競技がアマチュア競技ですよね。彼らは「五輪」という目標があるから頑張っている。

 一方、プロはどうでしょう。リーグ優勝があり、日本一がある。つまり明確な目標が存在しているんです。その中でアマチュアの選手たちの、特に野球選手たちの目標は、都市対抗野球や大学選手権大会、甲子園出場などです。それも、もちろん素晴らしい大会ですが、4年に一度の国を背負う世界大会は格別なものだと思います・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」

元楽天監督、現解説者の「デーブ」こと大久保博元氏の連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング